■済世利人【さいせいりにん】
→生きとし生けるものをすくい、人々に利益をもたらすこと。

2017年12月12日(火)。
高野山真言宗青年教師会による『全国一斉托鉢』に参加させて頂きました。


寒波でここいちばんの寒さ。
気持ちも身体も引き締まる時間となりました。

真言宗の開祖、弘法大師・空海(御大師様)は、
「虚空尽き　衆生尽き　涅槃尽きなば　我が願いも尽きなん」とおっしゃったそうです。

※ここからは私の考える意味です。解釈はいろいろありますのでご了承ください。

◎虚空尽き…宇宙の果てまで
◎衆生尽き…生きとし生けるものすべてが輪廻を抜け
◎涅槃尽きなば…煩悩の無い静かな状態すら無くなるまで
◎我が願いも尽きなん…私の願いも無くなるだろう

すなわち、
「宇宙の果てまで、生きとし生けるものすべてが輪廻を抜け(解脱して)仏となり、煩悩の無い静かな場所さえ求めるものがいなくなったとき、私の願いも無くなるだろう」＝「私は永遠に衆生救済の活動をしよう」ということになります。

果てしない願い。御誓願です。

私は、高野山真言宗の僧侶になりました。
これは、お大師様の弟子になったということです。

ささやかな。
本当にささやかな活動ですが、済世利人の心で、私にできる何かをこれからも考えて生きていこうと思います。

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世界平和！
とか、
とんでもなく大きな願いかもしれないけれど、
きっとね、
毎日のちょっとした優しさだったり、笑顔だったり、
そういうものだと思うんだ、
そんな願いを叶えるものは。

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